荒屋八幡神社の鰐口
鰐口とは、仏堂の正面軒先につり下げられた金属製梵音具(仏具)の一種で、鋳銅や鋳鉄製のものが多く、鐘鼓を二つ合わせた形状で鈴を扁平にしたような形をしています。上部に上からつるすための耳状の取手が左右にあるほか、下側半分の縁に沿って細い開口部と金の緒と呼ばれる布施があり、これで鼓面を打ち誓願成就を祈念しました。鼓面中央は撞座と呼ばれ圏線によって内側から撞座区、内区、外区に区分されます。荒屋八幡神社の鰐口の外区には、「奉掛八幡大菩薩御宝前成田氏安之尉生年十二歳敬白」と享保十九年(1734)の銘が刻まれています。奉納したものと考えられますが、由来などの詳細は不明です。■寸法:直径17㌢(鋳銅製)
名称
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荒屋八幡神社の鰐口
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よみ
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あらやはちまんじんじゃのわにぐち
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分類
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仏像等
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所在地
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荒屋新町152番地1
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指定状況
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市指定文化財(歴史)
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年代(年)
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1734
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